- いちょう
- I
いちょう【医長】病院などの, 各科の首席級の医師。IIいちょう【帷帳】(1)室内に垂らして隔てとする布。 とばり。 また, 蚊帳(カヤ)。(2)戦陣で, 作戦を立て司令をするために, 屋外に張りめぐらした幕。 帷幄(イアク)。 帷幕(イバク)。IIIいちょう【異朝】外国の朝廷。 また, 外国。⇔ 本朝IVいちょう【移牒】ある役所から管轄の異なる他の役所へ文書で通知すること。 また, その通知。 移達。Vいちょう【移調】〔音〕 楽曲全体をそっくり別の高さに移すこと。 原則として, 音程関係は原曲と同じだが, 声域や楽器の音域などの制約で変わることもある。VIいちょう【胃腸】胃と腸。 食物の消化・吸収が行われる器官。VII
「~薬」「~が弱い」
いちょう【萎凋】草木がなえしぼむこと。VIIIいちょう【銀杏・公孫樹】(1)イチョウ科の落葉高木。 中国原産。 高さは20メートル以上になる。 葉は扇形で切れ込みがある。 雌雄異株。 花は春に新葉とともに生じ, 雄花は穂状で, 雌花は花柄の先端に二つ咲く。 花粉から精子を生じて受精するなど古代植物の形質が見られる。 秋, 黄色の種子が実る。 白色の核を「ギンナン」といい, 食用。 材は木目が密で加工しやすく, 建築や彫刻に用い, 器具や碁盤などに作る。 ちちのき。 漢名, 公孫樹。 鴨脚樹。〔「いちょう」は「鴨脚」が明代に「ヤーチャオ」と発音され, それの転じた形。 歴史的仮名遣いを従来「いてふ」としてきたのは, 江戸時代に行われた「一葉(イチエフ)」の約という語源説によったため〕(2)「いちょうがしら」の略。(3)紋所の名。 {(1)}の葉を図案化したもの。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.